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医師の残業問題

医師のサービス残業の実態

医師は非常に専門的な業種であり、緊急時にはすぐに対応する必要があるため、時間外労働・深夜労働・休日労働などの区別が無いといった誤解があります。特殊な職業なので、残業代が支払われることもないといった考えもしばしば耳にします。

しかし、医師であれ、研修医であれ、労働契約に基づいた労働者である事には変わりがありません。したがって、労働基準法に基づき、時間外労働(残業)が発生すれば、残業代は支払われる必要があります。

最近では、新聞やテレビなどで、病院で働く医師の過酷な勤務実態が明らかにされています。夜間当直などで朝まで働き、そのまま日中の診療を行なうことも珍しくはありません。

医師不足や病院の経営難が騒がれている昨今、医師に対し残業代を支払わない病院の実態が次々に明らかになっています。

神戸大病院、残業代不払い=研修医らに1億6000万円
神戸大学付属病院の研修医ら延べ788人に総額約1億6000万円の残業代を支払っていないとして、神戸東労働基準監督署が同大に是正勧告をしていたことが30日、分かった。4月までに全額を支払ったという。(時事通信)

医師の残業代請求

全国各地の病院で医師の「サービス残業」が問題となっています。上記の事案だけでなく、医師の残業代が問題になった事例は多くあります。中には労働基準監督所から是正勧告を受けた病院や、内部告発によって調査が入ったケースもあります。

このように、医師でも残業代は請求が可能です。医師だからといって特別ではなく、一般の労働者と同じ契約を結んでいるため、勤務時間分の手当を請求出来るのです。

もし自分は残業代をもらっていないという医師の方がいましたら、是非プラッサ法律事務所(旧:中村・安藤法律事務所)までお問い合わせ下さい。専門家が代理人としてあなたの残業代を取り戻します。